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酒井穣さんの2作目、「あたらしい戦略の教科書」を読んだ。
1ヶ月ほど前に酒井さんが来日していたときの講演会に行きお話しを聞いてからしばらく経つが、仕事のほうで業務知識の勉強をしていた関係で読むのが遅くなった。 前回の著書に引き続きだが、酒井さんの本の特徴はキーとなるメッセージを分かり易い図で表すこと。今回で言えば、p25の"戦略とは-「現在地」と「目的地」を結ぶ「ルート」のことである。"やp65の"スイートスポット"などの図がそうである。 今回は戦略というタイトルで括っているが、内容にはかなりtips的な要素も含まれていて、よくあるフレームなどで話を展開する戦略論の本ではない。かといって「戦略の教科書」というタイトルは売り文句のための美辞麗句というわけでもない。 経営者が会社を経営するために読む本ではないが、戦略というものの根底を分かりやすく伝えた上にマネジメントや仕事術の視点が入っている。私は経営者ではないが、厚顔無恥を承知で言うと"古い戦略論の欠点"で語られる顧客視点や"やめるべきことを常に探す"で語られる選択と集中の視点などは経営戦略の基本と言われていることだろう。 こういった本はいままで無かったし、読者も最近の流れで仕事術などを踏まえた戦略的な方向性を見出せる著書を求めていた。この著書はそれ自体、本文で語られるスイートスポットを上手く押さえた作品だと思う。 余談だが、酒井さんの講演には小飼弾さんが来ていて少し驚いた。話しかけてみたが以外とひょうきんな人で、ちょっとの会話だったがプログラミングについてはやはり哲学を持っている人だなと感じた。 あたらしい戦略の教科書 (単行本(ソフトカバー)) 酒井 穣 (著)
by nei-ghbor
| 2008-09-12 01:42
| [書評]
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