カテゴリ
以前の記事
2011年 07月
2011年 06月 2011年 03月 2011年 02月 2011年 01月 2010年 12月 2010年 11月 2010年 10月 2010年 08月 2010年 07月 2010年 02月 2009年 09月 2009年 07月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 03月 2008年 11月 2008年 10月 2008年 09月 2008年 08月 2008年 07月 2008年 06月 2008年 05月 2008年 04月 2008年 03月 2008年 02月 2008年 01月 2007年 12月 2007年 11月 2007年 10月 2007年 09月 2007年 08月 2007年 07月 2007年 06月 2007年 05月 2007年 04月 2007年 03月 2007年 02月 2006年 09月 2006年 06月 その他のジャンル
記事ランキング
|
ブロゴスフィア(ブログ世界)では一部話題となっている本で、著者ブログNED-WLTの管理人酒井穣さんの初の出版物。僕は本より先にブログを見ていたので不思議な気分です。元々は友人のF氏が見つけてきたお勧めブログでした。
ちょっと乗り遅れた感はありますが、 恐れながらも紹介と書評など。 【はじめての課長の教科書】 この本はこれまでのビジネス書ではあまり扱われなかった"課長"について書かれた本です。海外主流のトップダウン的マネジメントが日本で紹介される中、この国特有の中間管理職という立場の重要性がわかりやすく書かれています。 前半部で一つのキーとなる図表が47ページの図で、これは社内の情報が上からと下からでちょうど交わる位置が課長のところというものです。たしかにこうして見せられると課長が重要なポジションにいることがわかります。 中間管理職は、現場から「重要な現場情報」を引き上げ、それを「経営者が描いた大きなビジョン」をつなぐために知恵を絞る「ミドル・アップダウン」な活動をするこのあたりを読んでも分かりますが、ある程度大きくなった組織にこうした中間を結ぶ機能は絶対必要なんですね。だからこそ日本企業で課長はエース級の人材が当てられる。 【ベンチャーではどうか】 ここまで読んでピンときたのは、これだけ課長という仕事が重要であるということは、ベンチャー企業などで人が育つという話しにも繋がるということです。 大企業の中で課長というのは、部下のモチベーション維持、情報伝達、意思決定など様々な場面でエース級の力を必要とされる。仮にそれが課長という中間職を持たないベンチャー企業であればどうか。当然その機能は上下に分散されます。現場の若手社員は大企業の課長並みにトップの意思を汲み取って企画し、意思決定することが求められる。また自らをモチベートする必要も出てくる。経営者もその分を負うことになる。 このように大企業における中間職の重要さを見ると、中小・ベンチャー企業におけるトップと現場社員の成長度合いとの関係も垣間見ることが出来る。 ただ僕は実際まだ会社で働いていないのでこのようなことを偉そうに書く立場にはありませんね。これから会社に入る身としては、組織の中身がより具体的に見えて面白い内容でした。 より多くの人に読んでもらいたい一冊です。 はじめての課長の教科書 (単行本(ソフトカバー)) 酒井穣 (著)
by nei-ghbor
| 2008-02-29 16:29
| [書評]
|
ファン申請 |
||