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浪人時代に読んで凄く感銘を受けた一冊。
鷲田さんの書くこの本のテーマはアイデンティティー。 「自分とは何か?・自分とはなんのために存在しているのか?」。 こんなことについての内容で、とても読みやすく、とてもおもしろい。 この頃僕は予備校の現代文の講師に影響を受けて、哲学科にいこうと考えていた。結局入学したのは経済学部で、理由は哲学をやっても飯が食えないと思ったからだ。結局哲学の真理というのは、答えの見つからぬまま考え続けるものなのだというところに行き着いたのは大学3年の頃だった。 元々答えなど存在しないのがこの自然世界なので、そこに意味を与えた言葉というものによって思考や哲学が形式化されたんだなと思う。人と動物を分けるものは何かと言われたら、僕は言葉だと答える。ここまで意識とか思考を形式化するツールを使うのは人間だけだからだ。 古典的哲学の知識が身についたわけではないが、哲学的思考をするようになったきっかけがこの本だった。今は受験まっさかりの時期だと思いますが、これから大学に入る後輩達には是非読んでほしい一冊です。 じぶん・この不思議な存在 (講談社現代新書「ジュネス」) (新書) 鷲田 清一 (著)
by nei-ghbor
| 2008-02-12 14:07
| [書評]
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